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だるま正宗のお酒としげりの日常


by shigeri.1008
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ドイツの新聞に載りました(^^)

達磨正宗がドイツの高級紙「フランクフルターアルゲマイネ」日曜版に載りました。

というのも、このブログでもご紹介しましたが、
ちょうど1年くらい前に、イギリス人でドイツ在住のワイン評論家ピゴー氏が蔵を訪問してくださいました。その時の記事はこちら

古酒をとても誉めてくれて、取材して帰っていってくださったのですが、今回ドイツの新聞の日曜版に、達磨正宗の古酒について書いてくださったのです。うれしいな~。

ちょっと小さいですが、新聞のコピーです。

ドイツの新聞に載りました(^^)_d0005720_10304335.jpg



弊社のドイツ取り扱い店でのUENOさんが送ってくださり、訳もしてくれたのです。
上野さんありがとうございます。以下が記事の訳です。

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はじめて日本酒を飲んだ欧州人は大概、ぶどうから作られたワインと日本酒の味わいの違いの大きさに驚き違和感を感じる。酒は若いうちに飲みきるということだけではなく、色も透明無色でワインとは異なる。しかし日本には忘れ去られそうになった古酒の伝統があり、その味わいのほうが我々にとっては親しみやすいものだ。古酒の伝統は19世紀の酒税法改正により風前の灯火であったが、100年の空白を経て個々の蔵元が古酒を復活させようと果敢に挑んでいる。当時の製法を伝える文書や保存された古酒はほとんどなく、忘れられた味わいを再現させるためには大変な労力と時間がかかる。そんな現代の古酒製造の中でも指導的な立場にあるのが、岐阜市にほど近い白木家の達磨正宗である。この醸造所を現在担っているのは非常に明るくオープンな白木しげりさんで、この個性的な酒に新しい需要を喚起することに成功している。もちろん彼女の父親が貯めた古酒を活用できるという幸運があってのことだが。

1,8L瓶に入った酒は敷地内のコンテナに蓄えられ、夏は近くの小川から引いた水コンテナごと冷やされるものの、季節の寒暖の差が古酒の熟成に大きく貢献しているようだ。味わいは年とともに力強く複雑になってくる。1979年ビンテージ古酒は絶品で、ナッツやカラメル、バルサムの深いアロマ、力強いボディと繊細な甘みは同年代のタウニィポートの最高級品を思わせる。醤油に少し似た感じのうまみのニュアンスがあり、ワインに比べて酸味が非常に少ないのが特徴的である。もちろんこの酒は希少価値のあるもので、200mlで169ユーロである(輸入販売UENO GOURMET Tel. 06173-976852)。

香りの複雑さは1979ほどではないが味わいがしっかりして渋みも効いているのが達磨正宗10年古酒である(720ml 、128ユーロ。同様にUENO GOURMET)。また神秘的な熟成の過程を知りたい向きには3年、5年、10年ものの180ml瓶を詰めたセットをお勧めする(3本セットで68ユーロ、UENO GOURMET)。

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ということで、とっても誉めて書いてくれて、
私のことも非常に明るくオープンだと(^^)

あの時は、外人さんを前にしてシャイな滋里ちゃんだったはずだが。。。


とにかく、ドイツでもうちのお酒が販売されるようになってとっても嬉しく思っています。ドイツにいらっしゃる日本人の方はもちろんのこと、ヨーロッパの方にも古酒について知ってもらえたら本当に嬉しいです。

ドイツでの達磨正宗の購入は

UENO GOURMET GmbH さんにお問い合わせくださいねっ。
ホームーページはこちらです。
http://www.japan-sake.de/
Tel. +49(0)6173-976852, Fax +49(0)6173-940687
E-Mail info@japan-sake.de, www.japan-sake.de

Bahnhofstrasse 7A, 61476 Kronberg, Germany
Geschaeftsfuehrer: Yoshiko Ueno-Mueller, Joerg Mueller
Registergericht: Koenigstein Ts., HRB6628


追伸

新聞の挿絵が何だかわからず、ず~っと考えていたのですが、どうやら古酒を貯蔵するコンテナに水をかけている絵だとわかりました。

隣のおじちゃんは父か? 面白い挿絵です(^^)
by shigeri.1008 | 2008-04-11 10:33 | だるま正宗の古酒